2022年10月5日水曜日

メインスピンドルのツールがつかえない ②

翌日、大きいツールをピックアップホルダーから取り込もうとしたら、
メインスピンドルにツールを加えた位置で止まって、そこから前日
同様のエラーメッセージが出た。

 手動で外してもう一度取り込みしてみたが
やはり同じ位置で止まってエラー。
どうもツールを磨いてエラー解消というわけではない感じが
してきた。

朝からHOMAGさんに電話
状況説明して遠隔操作で診断してもらう。

『ツールがメインスピンドルにはまっている状態を感知する
センサーが動いてない』
このセンサーは壊れいるのか?センサーの位置調整だけ直るのかは?
遠隔操作では判断できないので
HOMAGさんに修理で来てもらうしかない。


センサーはメインスピンドルの上部のカバーを
外した
部分にある。

修理依頼で問題発生、センサーの部品が国内在庫が無い。
ドイツからの取り寄せに通常便だと約1か月
急ぎのDHL便で2週間ぐらいかかる。

DHL便で部品を頼んで、部品が入り次第来てもらって
修理することになった。
2週間ほどメインスピンドルに付くツールで
加工が出来ない事態
ドリルと内臓ノコが動く分だけましと考えられる。
久々に外周加工をパネルソー&昇降盤で加工することになった。
部品がいつ入るのか、部品が来てもいつ修理に来てくれるか?
解からない状態が過ぎたが
結局、工場の稼働日としては7日ほどで
修理にきてくれた。

メインスピンドルのカバーを外した状態

センサー部分
センサーを外した状態


外したセンサー
先端のセンサー部分は取付方によって上下方向の位置調整は
出来ても前後方向には調整効かないのが
見てわかる。
センサーの先端を拡大するとこすれて
削れているのがわかる。
センサーの部品が寿命で壊れたなら交換だけで
済むが、HOMAGさんによると、このセンサーは前後方向の調整が出来ないタイプなので
メインスピンドル側の何かが当たってセンサーを削ってしまった
のが考えられるらしい。メインスピンドルの回転ブレ?
このセンサーが近いうちにまた壊れるようであれば
メインスピンドルの交換が必要であるそうだ。

今回はセンサーの交換でメインスピンドルのツール使えるようになった。
とりあえず加工してみたが、元通りツールチェンジして加工できる。

このセンサー部品も高いが
メインスピンドルの交換となれば超高額部品
一応部品代と交換作業(1日2人)の見積もり
をお願いしておいた。






2022年10月3日月曜日

メインスピンドルのツールがつかえない ①

 ツールチェンジをしに動き出して、ホルダー部分にツールがはまったとこで、エラーが出てそこから動かず。

見たことないエラーメッセージが出た。(画像保存するの忘れた)

下記の動画。再現するとこんな感じで止まってしまう。

ゴミが挟まって止まる状態に似てる。


手動でツールを外して、またツールチェンジさせようとすると

以下のようなエラーメッセージを連発する。




どうも、一時的な故障ではないようなので、HOMAGさんに電話して
状況説明すると、
『ツールが錆びていたりすると
メインスピンドル側でツールを認識する状態までいかないので、
磨いてみて下さい。』

ツールチェンジャーでツールを掴む状態で止まるだけなら、
磨くだけで大抵は動くようになるらしい。

電話を切って磨いてみることに。


磨く前


WD1塗布して清掃してたが磨いてはいない。
上の画像のような状態で錆びている?ってことなのか!
この際だから、全部のツールを
ナイロンたわしで磨いてみる。
ナイロンたわしで磨いた後

綺麗に磨いてドリルチャックのツールをツールチェンジしてみたら、
ちゃんと認識してくれ、スタートポジションまで移動してくれた。

この程度で治るのかと思いながら、この日の作業終了
明日に続く